なんて不純な…と自分を恥じるパーシバルに対して、オドワイヤーは喜びを抑え切れなかった。
「何が不純なものかね!
おかげで不調の原因が分かったぞ!」
オドワイヤーは部屋中散乱している、身体データの印刷紙をかき集め意気揚々と語る。
「不眠不休は正直何の問題もない。問題なのは気持ちだ!
寂しさだの嫉妬だの、普段感じ慣れない気持ちを抱えすぎて、体の機能にまで影響をきたした。これは非常に稀なことだが、生命活動に支障はない!」
ついにはパーシバルの頭を撫で、
そして叫んだ。
「パーシバル、よくやった!お前さんは獲得したんだ!
“感情と個性”を!」



