マイティガード



「よし。」


時計に目をやる。

早いもので、時刻はもうじき午後7時。
そんな長い間パソコンをいじっていたわけだが、おかげでたくさんの情報を得られた。


切りのいいところで、そろそろシャワーでも浴びようと考えたのだ。



「相変わらず監視室漬け状態なのね、マドック刑事は。」

ふいに思ったことを口にする。

あれほど警護をかって出ていたのに、実際犠牲者が出てみると監視室に引き返してしまったマドック刑事。

事件を未然に防ごうという気持ちの表れなのだろうが、それにしても無礼というか無責任というか。



そんなことを悶々と考えていると、

「?」

いつも自分に対しては笑顔のパーシバルが、どこか浮かない顔をしているのに気付いた。