「ますます妙だろ…? 殺人予告を出すほど恨んでる会社の武器を使うなんて。 これはオレの勘だが、もしかしたら犯人はリトル・レッド社の武器によって親しい者を亡くした奴で、復讐の意味で同じ武器を用いているんじゃないか……と思うわけだ。」 「…………。」 アネリは下を向き、唇を固く閉ざす。 ショックを受けているのだろうか。自分の大好きな父親の製品が、復讐に使われることに。 「………今日は、2日目…。」 「…お嬢さん…?」