その時だった。 ――ブツンッ 室内にいた三人は、何かが切れる音を聞き取る。 そして、それとほぼ同時に、 「っ!?」 「!!」 照明が消えた。 天井から吊された小さなシャンデリアも、卓上ライトも、更には停電時用の緊急灯も。 相手の顔がまったく見えない暗闇。 それは、誰も予期しなかった停電だった。