アイ・ドール


「二人とも、そんなに夢子さんを責めないで――」


背後で、しっとりと言う「万希子」――。




「照準が少し甘いわね――」


万希子の優しさに便乗し、自分の不出来さを回避する――。




「ふーーん――――」


悪戯心のアリスの目が、私を見つめる――。


「んま、確かにミネルヴァっちのやっつけ仕事感は否めないかなぁ――重いし、レーザーチャージも遅いしね――」


「それと――このバトルスーツ、何かピチピチでキツくて妙にエロいんだよっ――こんなにハイレグカットにしなくてもいいよねぇ――ヴィーラヴやってた頃も、ここまで過激な衣装はなかったよぅ――」


伏せたままのアリスが不満を言い、胸、腰、臀部を触る――。


タイトなスーツの「現実」に少し私は身を捩らせる――。


「あのエロコンピューター、後でお仕置きお見舞いして殺りましょう――」


「うふふっ――そうしましょうか――」


ゴールドマリーの提案に、万希子が吹き出し、応える――。


「んじゃ、第二射行ってみようか、夢っち――」


感情を抑制したアリスの声――。


再びスコープを覗く――。


状況の把握に努めている梨寿華――。