世間に公になっていない事実を、舞がどの様に「隠蔽」したかは、何となく想像はつく――。
記事にはできない秘密の暴露は続く――。
万希子さんの脱退騒動に、葵と流花の同性愛――。
「あの頃は、大変だったわ――」
視線を夜景の煌めきに燻らせ、過去を懐かしむ舞――。
万希子さんは躰を捩らせ、頬を薄紅色に染める――。
葵と流花は、男なんかでは得る事のない「悦び」を私達と一緒に共有しない――と私を妖しく誘う――。
「もう昔の話だから、記事にしてもいいのよ――」
意外な舞の提案を私は瞬時に断った――。
秘密の共有――。
私の魂に棲みつく「いやらしい」概念が導いた結論――。
舞とは2日目、3日目の深夜に二人きりで語り合った――。
女子校時代の話――。
卒業後の話――。
私の悩み――。
舞の苦悩――。
私のこれから――。
舞とヴィーラヴのこれから――。
時に上質なお酒の力を借りて、昔を懐かしみ、今を語り、泣き、笑い、互いの空白の時間を埋めた――。
が結局、どうして舞の恋人が突如去ったのか――それを訊ねる気持ちにはなれなかった――。



