12名の「大所帯」――。
彼女達は自分の仕事内容、タイムスケジュール、役割を完璧に理解し、管理して「演じて」いる様に私には見えた――。
穿った私の目がそう見せているのかもしれない――彼女達は「演じて」いるのではなく、常に自然体なのだろうか――。
故に舞は複数のマネージャーをヴィーラヴに就けていない――。
あくまで、ヴィーラヴのマネージャーは舞であり、それは揺らぐ事はない――。
まだ短い時間だが、舞と彼女達の風景を眺めていると、時おり垣間見せるマネージャーとアイドルを超越した魂と魂の繋がりが、私の躰の深層を擽る――。
途中で抜けた舞を「失い」不安な心を、ヴィーラヴや支えるスタッフ達に助けられ、初日の取材を終え「冴えない」アパートに帰ろうとした私をタイミング良く戻った舞が「足止め」する――。
「私達の住まいも見て――」
舞が言うと、ヴィーラヴからの歓声――。
断る「理由」のない私は、誘われるまま場の流れに乗った――。
「私達を取材中は、ここが夢子ちゃんの家よ――」
尋常でない夜景を背にした広大なリビングルームで、舞は言った――。
「えっ――――でも――――」
圧倒的な景色と舞の計らいに私はたじろいだ――。



