アイ・ドール


 見事なまでに完璧なる人間――――。



 こうして、第4世代目のヴィーラヴはイメージを一新した――。



 産まれ替わるのを期に、私からの希望も幾つかオーダーはしていた――――それをさらりと実現し、絶妙なアレンジまで施してしまうミネルヴァの能力――。



「んんっ、別に難しい事してないよ――」


 事もなげなミネルヴァの返信――確かに、彼の能力からすれば、アイドール達の容姿の変化など、「ちょっとした」作業に過ぎないのだろう――。



 でも、あたかも自らの意志で雰囲気を変化させたかの様に「サウス」のリビングで互いにイメージチェンジした姿を笑い声を交えながら褒め合っているアイドール達の光景を見ていると、今は素直にミネルヴァに感謝したい――――。





「どうマイマイ、この髪、イケてる――――」


 アリスが、光り輝く純金が配合されたかの様な髪を、手櫛でなびかせながら私に近寄って聞いた――。



「とても綺麗に染まっているわ――――」


 アリスの髪に触れ、毛先をはらりと遊ばせ、言った――――。



「えへへ――」


 瞳をきらきらさせ、はにかむアリス――。