私の目の前ではしゃぎ、笑っているアイドール達は、「私」よりも人間だった――。
それぞれの顔立ちも、肌の質感も、これまでを「生きてきた」年月を加味されて、先代より進歩、変化しているのがわかる――。
万希子さんは、ブレイクしたのを期に、自慢の長い黒髪をたおやかな栗色に染め、少し妖艶な雰囲気を全身に纏った――。
金髪のキャロルアンはその逆に、限りなく黒色に染めてカールしていた髪をストレートに加工、クォーターらしからぬ、淑やかなイメージの女を醸し出す――。
お団子スタイルだったモカ、モコは、茶髪に僅かに赤みを足し、髪を下ろしてちょっぴり大人っぽさを演出――――雪と流花は、ショートの髪のまま、雪は赤みを、流花は青みを微妙な配合で髪色に施した――。
詩織は、心機一転、ばっさりショートヘアに――――明るいブラウンの髪だったアリスは、もっとアリスらしくゴールドの色味を大胆に加えている――。
葵は、甘いチョコレート色の髪を先代の万希子さんより更に漆黒の黒に染め直し、より日本的であらゆる欲望を受け入れる、従順な少女の側面に磨きを増した――。
「ふふふ――」



