「私を振り回した挙げ句、ヴィーラヴは人間ではありません、未来へ向かわず過去に縋り、命の尊さを忘れ、生きている実感を消失してカネに縛られた人間を――――もう、いいですよ。礼子さん達の思考に私はついてゆけません。ここから出して下さい。誰にも言いませんから――言ったとしても皆こんな話は信じないでしょうけど――――それと、彼女達のマネージャーは続けてもいいですよ――私以外の人では上手く立ち回れないでしょうから。それとも、彼女達の思考に手を加えて愛想良くしますか――――だったら私が最後まで面倒を見ます。不思議とあんな事をされても、彼女達を嫌いでない自分もいるんです。礼子さんもその方が安心ですよね――――でも、礼子さん達の仲間には私、加われそうにありません。期待に沿えなくて申し訳ないですけれどもう、帰ります――――」
礼子さんに背を向け、一歩を踏み出す――。
「ふふっ、色々言わせて悪いけれど、ここからは出られないわよ――――」
「それじゃあ、私にどうして欲しいんですか――」
振り返り、睨み、礼子さんに言葉を投げつけた。
「舞さん――いいえ、舞と呼ばせてもらうわ――」



