人類は地球外に生存環境を求め、発見し、惑星間航行が可能な理論、技術力を獲得――火星、木星、土星、果ては太陽系外の銀河までも「平日」感覚での旅行を「適切」な料金で楽しむ。「母星」に昇格した地球では、環境問題など皆無となり、笑い話と化す――――我々を苦しませ、悲しみを呼び込む幾多の病気、難病さえ市販薬で予防、完治する。
無論、貧富の格差や人種による謂われのない差別もない――――エネルギー問題などは、進化した科学技術によってあっさり解決。故に、それらの理由においての戦争など、滑稽と化し「死語」となった。
ようやく、車は空に舞い、自動運転によって事故はほぼゼロで推移する。
望めば、体の一部又は全身を擬体化及び電脳化する事も可能――――不老不死という概念も、真実味を増した世界。
公平かつ均等にカネは人々に分配され、焦燥感と恐れがなくなり、心と魂に「余裕」が生まれ、優しさと正しい志によって人生は潤ってゆく――。
これが――――誰もが想像し、夢見る未来の風景ではないのか――お気楽と言われ、笑われようが、そう想い、生きてゆく事が理想の未来へ繋がる筈なのだ――。



