恋ってよんでもいいですか?

―――ピンポーン


隼人くん!


あたしは玄関に飛び出して行った。


「わこちゃん、ただいま!」


「おかえり…なさい」


「ただいま」と「おかえりなさい」言い合ったあとでお互い目を見合わせて笑ってしまった。


「照れるな…」


「うん」


引き寄せられるまま、隼人くんの胸の中へ


「今日はスーツなんだね」


「あー最後だったから」


ネクタイをきちんと締めた細身のスーツ姿の隼人くんはやっぱりカッコ良かった。