恋ってよんでもいいですか?

今日は、隼人くんが求めてくれたから


≪待ってて≫の言葉があるのとないのとでは私の気持ちは全然違ってて


待ってていいんだ、って余計なことを考えず素直に思えて


私は、初めて、誰もいない、隼人くんの部屋のカギをドキドキしながら開けた。


隼人くんの部屋にくるのは、2週間ぶりだった。


机には大量の書籍が積んであって、その隣に、ふせた灰皿が置かれていた。


禁煙…すっかり忘れていたけれど、隼人くんは私の為に禁煙を続けていたんだ。


実習、大変だったのに。タバコ吸いたかっただろうな。


ふせた灰皿を見ながら、なんだか申し訳ない気持ちになった。