恋ってよんでもいいですか?

「恋してるわこ、綺麗になったよ。


本城くんに大事にしてもらいなね。」


「…うん、頑張る」


「惚気話、いっぱい聞きたいなぁ。


遠慮せずに、いっぱい話しなよー」


「…うん、いっぱい聞いてね」


私は、涙を拭いながら笑って応えた。


すると麗ちゃんも涙を拭って、私の頭をそっと撫でてくれた。


隼人くんの大きな手とは違うけど、同じくらい優しくて温かい手だった。