「わこちゃん、おはよ」


2度目に目が覚めた時には、枕元に肘をついた隼人くんの笑顔がすぐ頭上にあった。


「おはよ・・・・」


目が覚めたばっかりだから当たり前なんだけど、心の準備とかしてなくて、いきなり、そんな見つめられたら、昨日のこととか瞬間に思いだしたりして


恥ずかしい。


先に起きてちゃんと服を着とけばよかった、なんて思ってもそんなこともう遅くて、今からどうすべきかわからず、ただずっと感じる隼人くんの視線から逃れたくて、隼人くんの方へ、隼人くんの胸に向きあうようにモゾモゾと身を翻した。


「わこちゃん・・・・」


今度は、戸惑ったように私の名前を呼ぶ隼人くんの胸が真正面にあり、それはそれで恥ずかしくて


思わず、その胸に顔を埋めて隼人くんに顔をみられないように、小さくなった。