私が乗っかっているのは多分…隼人くんのベッド


そっと自分の身体を確認すると


服は乱れてはいるけど、ちゃんと全部着てる。


ホッとしたと同時に自己嫌悪にうなだれた。


「おっ、目覚めた?」


頭上から隼人くんの声。


「ごめんなさい!」


私はすぐさまベッドから降りて正座をして頭を下げた。


「え?そんな謝んなくても」


隼人くんも慌てたように床に座る気配を感じた。


シャワーを浴びたばかりなのか、石鹸の香りがふわりと香り、髪の毛からしたたる雫がぽたりと床におちたのが見えた。