私を、愛して。



これは私、八尋まみの高校の時の、物語ー…






机の上に置かれた万札。


下では笑う声が聞こえる。


私はなるべくその声を聞かないようにして、玄関を出る。


そして駅でパンを買う。


財布には今まで貯まった万札。


私は、両親から嫌われている。


ガタンゴトンガタンゴトン...


みゆ「まみちゃん…?」


まみ「みゆ…」


みゆ「まみちゃんだっ!何で~?電車乗り遅れちゃったの?」


まみ「あー…まぁね。じゃ。」


みゆ「待ってよまみちゃん!〇〇駅まで一緒に行こ?」


まみ「…いいよ」


みゆの手にはコンビニの袋はなかった。


みゆ「まみちゃん、今日もコンビニ?」


まみ「え、…あぁ…うん。」


みゆ「お母さんのお弁当美味しいよ?作ってもらいなよ。」


まみ「…みゆ、今日友達と待ち合わせしてるから。」


みゆ「え…そ、そっかぁ…じゃぁ、またね」


みゆは大切な妹。


家族の中で普通に話せるのはみゆだけだ。


ただみゆは両親から大事にされていて、それに気付かないみゆにたまにいらっとする。


『作ってもらいなよ…』


私だって好きでコンビニのパンを毎日食べてるわけじゃない。


ゆりか「まみ。」


まみ「ゆりかっおはよ」


ゆりか「まみ聞いてよ~お母さんが今日寝坊してお弁当ー…あっ…」


まみ「ん?どうしたの?」


ゆりか「…や、なんでもない。早く学校行こっ」


ゆりかは同じクラスで一番仲がいい友達。


家庭での事も全て話している。


ゆりかは優しいからいつも気を使って家族の話をしない。


-学校-

♪~


ゆりか「まみ~ケータイなってない?」


まみ「あーホントだ。」


ピッ


まみ「もしもし?」


みゆ『まみちゃん…どぉしよぉ…助けて…。』


まみ「みゆ…?どうしたの?みゆ?」


ブチッ


ツーツーツーツー


まみ「みゆ…?」