次の日、バカなあたしは寝坊してしまった…
「やばいよ~!!」
と叫びながら通学路を全力疾走する
通勤中の人たちがびっくりしてみているけど、今はそんなの気にしてらんないよ!!
…………――――
登校完了時間から1時間も遅刻してしまった…
担任になんて言い訳しようか、と考えながらふと昨日男の子がいた場所を見てみた
「……もう来なくていいから」
「は!?1回しか寝てないじゃん!もっと遊ぼうよ!ね?」
うわ…。
これは知らないふりしたほうがいいよね
そう思って教室に帰ろうとした時、
バッチィィ!!とすごい音がした
「ってえな…」
女の子は泣きながら走っていった
早く帰ればいいのに、あたしは彼に声を掛けていた
「あの…大丈夫ですか?絆創膏とかいりますか?」
鞄の中を探していると
プハッ!!
「え…?どうかしました!?」
「いや、俺ビンタされただけで血とか出てないし」
といって頬をさする彼。

