starlove

そう言ってお母さんはちょっと困ったような笑顔を浮かべた

今思うとこのとき母が“星になった理由”をもっと詳しく聞いておけばよかったと心の底から思う

家に帰ると母は「ちょっと出かけてくる」と言ってまた家を出ようとした。

がそれを私が引き留めた。

何だかこれが最後な気がしたから

「文ちゃん・・・。」

お母さんはそっとわたしを抱きしめ。

「文ちゃん、ごめんね。」

「・・・ありがとう。私をお母さんと呼んでくれて。」

の一言だけを残し家から出て行った。







その翌日家の近くの公園で変わり果てた母が発見された。