憂鬱なる王子に愛を捧ぐ


「ルミ、お疲れさま」

「あ、真知、お疲れ。一般客も凄い入りよ!この分じゃ、屋台のほうも大変じゃない?」

「うん、材料とかストック切れそうで、今手が空いてる子が買出しに出てるよ」


ルミの隣に腰掛けながら溜息を零す。だらりと弛緩しきったあたしを見てルミが呆れたような顔をした。


「あんた、大丈夫?なんか枯れてるよ」

「いろいろあって……、プラス寝不足」

「ふうん」

「受付、ルミひとりなの?」

「まさか。いま、飲み物買いに行ってくれてて、あ!戻ってきた」

そう言って、小さく手をあげたそこには。

「じゅ、純子」

「あら?真知じゃない。お疲れ」