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「ちょっと、真知!!」
教室に入った途端、待ってましたとばかりに数人の女子に取り囲まれた。きつい香水の匂い。その顔触れは、普段殆ど話したこともないような子達ばかりだった。
「な、何よ……」
「千秋君と純子、付き合うんだって!?」
「どうして、そのことを」
「美香と多恵が言いふらしてんのよ。ていうか、やっぱり本当なのね!」
パンダメイク女子が、瞳を潤ませる。他の子も互いを慰めあいながら大袈裟なくらい肩を落としている。
「でも、純子じゃ勝ち目ないか」
「そうよね」
「やっぱり千秋君レベルになるとね。尚君の趣味はちょっとわからないけれど」

