『暗いのに歩きまわっちゃだめでしょ………れーちゃん』 うそ、え………?……………… あたしのとは違う、 でも大好きな香りがあたしをつつむ。 この甘い声も 抱きしめられてる優しい腕も 全部全部 あたしが1番好きなもの。 『…ごめん。 寒かったでしょ…?』 びっくりとか そういうのの前に …存在が大きかった。 『来るの……遅い、ばか。 ……………あったかいよ、あっくん』 そうだ…………………………。 君がいてくれれば どんな世界も 綺麗に色づくんだ。