『…はあー』 ゆっくりとベンチに座る。 ため息が白くなるぐらい、 あぁ、寒いんだろうな、 本当は… 頭働かないくせに 頭に出てくるのは あっくんだけで。 もう…どうしたらいいんだろ… …会いたい。 …会いたい。 …会いたかったよ、あっくん。 『…会いたいよ…あっくん』 どうでもよくなんかない。 缶コーヒーもカレーパンも 肝心のあっくんがいなきゃ なんも意味なんかないよ…… 『あっくんの、ばか…………………ーー…!?』