『あっくん、会社がえりだから…』
『あ、そういうことね。
じゃあちょっと仕事長引いたんじゃない?
てかあっくんって呼んでるとか
ちょーおとめ〜!』
街中なのに
おっきい声で話すまいは、
全然大丈夫だって!
って言うけど……………
超嫌な予感する…………………
『あー!
あたしも行かなきゃだった!
じゃあね、れい!
彼氏と良いクリスマスを〜』
嵐のように過ぎ去った
まいはすこし離れたところからでも
『お幸せに〜!』
と、手を振って来る。
あたし、
若干苦笑いしながらも
やっぱり
まいはまいだ…と思って
バイバイと手をふりかえした。

