姫と王子の日常


















『さきにゃんっ…………!』




ボロボロと泣くあきらをあたしは受け止めて、



…ぎゅっと抱きしめた。












『…あきら、いつも素直になれなくて
…ごめんね?


でも…あきらが心配しなくても
あたしはちゃんと好きだよ。

…大丈夫だから』















……彼氏をうけとめる彼女って……


普通逆でしょ、ここ。






















『さきにゃん、だいすき……っ!!』
























…………まぁ、いっか。





逆だろうとなんだろうと、



あきらが笑ってるんだからそれにこしたことはない。