年下彼氏の取扱説明書






〜碧斗Side〜



「碧斗ー迷った!!」


「は?」

マジかよ…………。
近所の友達と文化祭に来たら
迷ったっつーこのありさま。


「あー!!どうしよ!」

声がする方を見たらメイド姿の女子。
後ろ姿だけど細い足にクルクルのツイン。


「葉山くん達ビラ配りだもんね…」

「あー川村のやつ、覚えてなさいよ!」

メイドの女子達は誰かを探してる
様子でキョロキョロしていた。



「碧斗!あのツインちゃんユナリン似!」

「ユナリン!?」

友達の泉(いずみ)の言葉に俺は
慌てて反応する。



「ユナリン似のメイド困ってる…」

泉の言葉に俺はユナリンメイドの
元へダッシュで向かう。


「なにしたんですか…?」

目の前にはユナリンに泣きボクロを
つけた様な普通に可愛い女子。
泣きボクロフェチな俺には
ストライク過ぎる女子が立っていた。