年下彼氏の取扱説明書






「優奈…悠斗くん、優しいよねー…」


「悠斗くんなんて言う仲なの!?」

いや、ツっ込むとこ、そこ…?


「昨日から付き合ってる、」


とか言いつつ律儀に答えるのが
あたしで、優奈にきちんと話した。



「碧斗様はどうなの?」


「…碧斗くんは、ただの後輩。」
それ以上でも、それ以下でもない、
ただの後輩だもん……………。



「まゆ?いいの本当に?」

優奈の真剣な目があたしを見る。


「どうせまゆ、葉山くんより碧斗様が気になっているんでしょ?」


「そ…んなこと………」

「ある、でしょ?」


優奈がずばずばと言って来る。


「あたしは、悠斗くんを好きになる…」

「だから…悠斗くんと幸せになる…」

あたしは優奈にはっきり言ったら
優奈はため息をついてあたしを見た。