「まゆちゃん!おはよー」


「んぁ…、みうちゃん?おはよぉ…」

美羽ちゃんに起こされてムクリと起きる。



「イケメン君が迎えに来てるよー」

美羽ちゃんの言葉で一気に
眠気が覚めて慌てて準備をした。


「いってきます!!!」

美羽ちゃんに挨拶をして扉を開けると



「麻雪、おはよ。」


「悠斗くん……」

悠斗くんが笑顔で挨拶して来た。


「わざわざありがとう、」

迎えに来てもらったりなんか今まで
経験したこと無かったあたしは
ちょっとドキドキしながらお礼を言った。


「俺が朝から会いたかっただけだから。」

悠斗くんはそう言ってあたしの歩調に
合わせながらにこりと笑った。