年下彼氏の取扱説明書






あまりにも真剣に二人三脚に
取り組む先輩が可愛くて可愛くて、
俺は練習に集中出来なかった。


「碧斗くん、疲れた…?」

控えめに聞いてくる先輩に
キュンって胸が締め付けられた。
まあ、いわゆる胸キュンってやつすか。


「や?全然。俺、男だよ?」


「あー、だよね。まだ頑張ろ!」
完全にキマったなって思った
俺の台詞さえも受け流す先輩の
その鈍感さには呆れますよ。
一般的な女子ならドキリとして
顔を赤く染めるはずなんですけど。


「碧斗くん疲れたーアイスー」

しばらくして流石に疲れたのか
床に寝転んでアイスを求める先輩。
俺はパシリすか。別にいいけど。


「だらしないなー先輩は。」

嫌味を言いながらも部室の冷蔵庫から
持ってきたアイスを渡すと、


「ありがとう〜」

無駄に可愛い笑顔で言う先輩。
ムカつくぐらい可愛い。

麻雪先輩コンチクショー!!!