年下彼氏の取扱説明書







それから一ヶ月が経ち、体育祭シーズン。
毎日部室に通って勉強をしたり
もはやあたしの私物さえも置いて居たり
部員の人とも仲良くなるほどに
あたしはバド部に居座っていた。


「先輩赤組でしょ。」

碧斗くんはあたしの肩にあごを
乗せながら問い掛けて来た。


「なんで分かるの?!テレパシー?」

あたし、言ってないのに。なんで?


「なんでだと思う?」

碧斗くんは相変わらず意地悪そうに
逆にあたしに問い掛けてきた。


「あたし…テレパシー送ってない…」


深刻そうなあたしの顔とは反対に
今にも吹き出しそうな碧斗くん



「だって俺も赤組だもん。」

そう言って組団プリントを出す。
あたしはチアだから名前が載っていて
やっと納得いく答えにたどり着いた。



「先輩ってアホだよね。」

碧斗くんはそう言って後ろから
ぎゅうっと抱きしめて来た。