年下彼氏の取扱説明書





「先輩ってずるいよね。」

碧斗くんはあたしの目を見ながら言った。



「?ずるくないよ!フェアだよ!」


「意味分かってる?」

碧斗くんは呆れながらこっちを見る。


「あたし、卑怯なこと嫌いだもん!」

碧斗くんにキッパリと言ったら
碧斗くんはため息をつきながら
あたしを見て呆れていた。


呆れる意味が分からないあたしは
頭にはハテナマークとちょっとだけ
イカリマークを浮かべながら


「なんでため息なの?」

疑問に思ったことを素直に碧斗くんに
問い掛けたけれど、碧斗くんは
ハイハイと流すだけであたしの質問には
まともに答えてくれなかった。



「碧斗くんの馬鹿ー」

あたしの悔しさが混じった叫びは
碧斗くんには届かずにただ
碧斗くんはあたしを見て笑っていた。