年下彼氏の取扱説明書






「…………?」

あたし寝ちゃってた…?
目を開けたらソファーの上で。
碧斗くんのお気に入りのソファーで
あたしは座ったことすらなかった。

碧斗くんはあたしがいつも座ってる
ところに座って、眠っていた。


「碧斗くん、ばあーか。」

あたしは碧斗くんの頭をくしゃくしゃ
摩りながらあたしなりのありがとうって
気持ちを寝てる碧斗くんに伝えた。


「…瓜。くすぐったい……」

ふふふ、と笑った碧斗くんが
あたしのことをぎゅっと抱きしめて
碧斗くんにだっこされる体勢になる。




「あ、おとくん…?」


「瓜はほんとに甘えん坊だね。」

あたしの頭を撫でて寝ぼけてる碧斗くん
いきなりのことで頭がついていかない

瓜って誰?瓜ちゃんはいつも
碧斗くんに抱きしめられているの?
瓜って、碧斗くんの好きな人?


「瓜じゃないよ………」

あたしは、麻雪だもん………


「瓜じゃなくて麻雪だもん!!」

あたしは碧斗くんの肩を叩いて
離れようと一生懸命抵抗した

(間違われたままなんて、やだよ…)