「あたし頭いいもん!」
前に優奈があたしの答案用紙を見て
笑いながら天才って言ってくれたもん
だからきっとあたしには秘めた才能
みたいなのがあると思うんだよね。
でも秘めた才能とかある人って
他人に言っちゃダメなんだって!
正体を言えないヒーローみたいな?
「能のある鷹は爪を隠す…へへっ…」
「…頭おかしいね先輩。」
毒舌な馬鹿(碧斗くん)はほっといて
あたしは天才だからいいのです!
「ごめんね〜碧斗っち♪」
あたしは選ばれた先輩なのです!
選ばれた戦士マユなんです!
「…きしょ。」
ため息をつきながら碧斗くんは
あたしを冷たい目で見ながら
同情のそぶりをしてちょっと笑った。
