年下彼氏の取扱説明書






「ねー…すきってなにかな?」


「まゆ…それ二回目だよ、?」



だってわかんないんだもん。
葉山くんのことはだいすきだったし
今もちょっぴり好きなのも事実。
だって葉山くんの魅力とかこの一年間
痛いぐらいに知っちゃったから。

でも碧斗くんは好きとかより
普段生意気だしたまにムカつくし。
キュンキュンなんかしないけど
優しい碧斗くん見てるとにやける。

好きって言うより優しくされたことが
心をちょっぴり開いてくれたことが
今は純粋に嬉しいんだよね。


「……むずかしいー…」

あたし、気が多いのかな?!
はっきりしない自分がやだよ…



「ゆっくり考えな?」

優奈は笑いながらあたしの頭を撫でた。