年下彼氏の取扱説明書






「ん、………」

あたしは人の気配がして目が覚めた

(誰か居る、?)



「あっりえねぇんだけど…」

不機嫌そうな聞き覚えのある声に
あたしの心臓がドクンとする。
この声………………



この声はきっと碧斗くんだ…




「おいバカまゆ、起きろよ。」


「んぅ…?!」


鼻をいきなり摘まれて一気に目が覚める。



「ちょ、なにするの…!?」


思わず涙目になりつつも
キッと睨んで碧斗くんを威嚇する。



「寝んなら保健室行けよ。」

思いもよらない言葉にポカンとする。




心配、してくれてたんだ…