『安斎なら…大丈夫だよ』

うん。
きっと大丈夫。

『あたし、安斎の恋応援するよ!!』

あたしがそう言うと、安斎は笑った。


『お前がぁ??じゃあ陰ながら応援しといてくれ♪』


陰ながら?
なんで陰で応援なんだよ!!

『陰なわけないじゃん!!』


『…は?』

安斎の顔が、引きつる。

『あたしを誰だと思ってんの!?この美佳様に陰にいろと!?思いっきり日向で応援してくれるわ!!!』



『あのー…柏野サン?』

『こうしちゃらんねー!!あたし今日は帰るから!!じゃーねー!!』



あたしがダッシュで廊下を走ると、安斎があたしの名前を怒鳴ってた。