今朝の事と名前で呼ばれる恥ずかしさ…………… でも、嫌じゃなかった。むしろ、嬉しかった。 碓氷の存在が、自分の中でこんなにも大きくなっていたなんて……… 「美咲様!!」 「!?」 目の前には碓氷がいた。 「お、お前っ!どうして……」 「どうしてって、あまりにも美咲様の帰りが遅かったので…」 美咲は碓氷の優しさに心をうたれた。