「好きとか…そんなんじゃねぇーし」俺はこれ以上図星を突かれるのが嫌で机の方に戻ろうと歩きだす。

秀哉くんは諦めないで質問を続けてくる。
「いつから好きなん?」
「だーかーら!」

立ち止まって後ろをちょこちょこ歩いている秀哉くんを見る。ニヤニヤしててムカつく。

「やっぱいいや。秀哉くんめんどくさいし」
「何だよー連れねーな」そう言いながら俺の肩を組んでくる秀哉くん。

「秀哉くんってさーまじでおっちゃんに似てるよね」俺は親父より酔っぱらってる秀哉くんのおっちゃんを見る。

「は?!どういう意味だよー」
「そのままだって」絡みのうざいとこ、何かを企むようなあのニヤニヤ顔、そしてサッカーバカなとこ。