「幼なじみじゃなくて。俺と付き合ってくれないか?」目と目が合う2人。

「たか、それホント?」
「うん、ホント」振られるんじゃないかと不安になる。

「私でいいの…?」
「え…」
「私なんかで…」

そう言いながら目からポロポロ涙を流す日向。その時に伝わったんだ日向の気持ちも。

「日向が好きだ」日向は涙を流しながら俺にきれいな笑顔で笑い、そして頷いた。

俺は日向の唇にそっとキスをした。二つの線香花火のこよりはまだ落ちていなかった。

パチパチと言う線香花火の前で日向とのキス。

嬉しくて、幸せで。

これからもたくさん思い出を作っていこうな、日向。

【線香花火】
2011/11/20 end