「うるさいなーおっちょこちょいは余計だよ」そう言って俺の顔を見上げる。
145cmくらいしかない日向は170cmある俺を見上げないと目が合わない。
「ねぇ、私と線香花火しよ」そう言って微笑む日向。
「あ、うん」
「じゃあ向こう行こう」みんながいる方向とは逆の方を差す日向。ゆっくり2人で並んで歩く。
「ここでいっか」少し離れたとこで日向はしゃがみこむ。
「そうだな」俺もその場にしゃがむ。
「ねえ、」「何?」
星が空に一つ、二つと顔を出している。こんなにきれいな空の下で日向と一緒にいれることが幸せで。


