セノビモード



「そうなんですかって……宇野さん、なかなかひどいですね」


少し落ち込んだような顔を見せる名月先生に、口元がゆるゆると緩む。

しょんぼりと垂れた犬の耳が見えるようだ。可愛い。




「あはは、すみません。 …じゃあ、名月先生とのおしゃべりで」

「はい、了解しました。ではお飲み物はどうしますか?」


カフェのウエイターみたいな言い方に、思わず吹き出しながら私はコーヒーをお願いした。