「番茶ならありますよ。コーヒーが良いならコーヒーでも。 それでも飲みながらおしゃべりでもしてますか?」
「…名月先生、仮にも先生なのに…」
「先生が皆堅苦しかったら、生徒は大変でしょう。…もちろん、宇野さんが寝たいというなら止めませんよ、ベッドの用意もしましたしね」
「…普段からこんなこと言ってるんですか?」
失敗した、と口にしてから思った。
今の言葉は、捉えようによっては嫉妬からくる発言のように聞こえてしまう。
けれど名月先生は特に気にする様子もなくサラリと言葉を返してきた。
「言ってたら僕の体が足りなくなりますよね。主にあの女子生徒達のおかげで」

