セノビモード



にっこりと笑ってそう言われてしまったら、何も言い返せない。

私が何も返せずに黙っていると、名月先生は私に近付いてきて氷を私の手から取った。




「それとも、寝ないで授業サボっちゃいます?」

「へ?」


悪戯っ子のような笑みを浮かべる名月先生の言葉に、再び間抜けな声を上げてしまった。




けれどさすがに名月先生も私の奇声には慣れたのか、もうそこで笑うことはせず、私をにっこりと見つめていた。