彼のち君、ときどき雨。




どうして、真瀬くんの顔が浮かんじゃったんだろう。


いくら真瀬くんが好きだったからといって。


好き、だった?


自分の思考に違和感を覚えて、立ち止まる。


「どうかした?」


私は黙って首を振った。