彼のち君、ときどき雨。




「…っ。一志、私も好き。」


浮かんだ残像と、罪悪感をかき消すようにそう言う。


「うん。帰ろっか。」


そう言って前を向いた一志の顔は赤くなっていた。


好き、一志のことが好きなのに。