彼のち君、ときどき雨。




「そんなことない。俺だって、ドキドキしてるよ。」


一志が私の手を掴んで自分の左胸に当てる。


あ…。


シャツ越しに伝わる、一志の鼓動。


ちょっと速いそれは、私と同じ。