彼のち君、ときどき雨。




「あの、先輩。」


その次に森本くんと一緒に帰ったとき。


森本くんが振り返って私を見る。


「なんですかこの距離。」


森本くんが言うのも無理はない。


手は繋いでいるけど、どこか気恥ずかしくて少し後ろを歩いていた。