彼のち君、ときどき雨。




「じゃあここで…。」


この前の分かれ道に差し掛かって、手を離そうとする。


「ん。家まで送ります。」


森本くんが手を強く握る。


「っじゃあ…お願い。」


そのままいつもの帰り道を森本くんと手を繋いで帰る。


それだけでいつもと違う気がした。