彼のち君、ときどき雨。




「ごめっ…。」


顔を上げて謝った瞬間、森本くんが私の手を取って走り出した。


「速いっ、ちょっ無理!」


私は必死でついていく。


「はい。繋げた。」


門のところで止まって、森本くんは無邪気にそう言った。