彼のち君、ときどき雨。




「先輩、お待たせ。」


サッカー部の活動が終わった頃に、玄関の前に出て待っていると、森本くんが走ってきた。


「お疲れ様。」


「ありがとう。帰りましょうか。」


そう言って手を差し出される。


「え…。」